Sorareのポジション別攻略法、カード選定基準を解説したページの【ディフェンダー編】です。
2022年8月あたりまでは、攻撃参加が多いサイドバックに不利な「ポゼッションのミスによる減点数が多い」という判定要素があり、選手選考にも大きく影響していました。しかし、その辺りが修正され、攻撃的なディフェンダーでも、攻撃成功率が高い選手であれば、鉄壁の守備のディフェンダーと共に好スコアが期待できます。
Sorareのディフェンダー選びの基準は?
まず、Sorareにおけるディフェンダーの特徴を、ほかのポジションのオールアラウンドスコアと比較をしながら見ていきましょう。
ファウルの減点が大きい
ディフェンダーは、他のポジションと比べてファールをした場合の減点が高めです。
無失点は加点が大きい
無失点で10ポイントの加点があることが、ディフェンダーの大きな特徴。
反対に、失点時の減点は最も大きい-4.0。これはGW300からの変更で、以前は-2.0でした。影響が大きい…
守備にまつわる加点・減点
守備面で、相手の攻撃をブロックするプレーでの加点は高めです。
以前に比べて減点が改善されたとはいえ、やはりポゼッションやデュエルで負けると他のポジションの選手より減点が大きいので注意。
アシストを狙ったプレーに対しての加点が3と大きいため、攻撃参加の回数が多い選手やセットプレーのキッカーを任されている選手はスコアを伸ばしやすくなっています。
Sorareにおけるディフェンダー選びで意識すべきスコアの傾向(まとめ)
- 無失点で終えると10ポイントの加点がある(ディフェンダーのみ)
- ファールでの減点が他のポジションより多い
- アシストを試みるプレーの加点が多く、サイドバックの攻撃参加が多い選手などで加点が見込める
SorareのDFの選び方(実際のカードを見ながら検証)
上記の項目をおさえた、理想的な選手がこちら。
リヴァプール所属のトレント・アレクサンダー=アーノルド選手です。
2022-2023シーズンの序盤は、チームとしての失点が多い。そのため、ややスコアに影響が出ています。しかし、プレミアリーグのリヴァプールのような、「ゲームを支配して失点が少ない」チームのディフェンダーで、攻撃参加もしてアシストやゴールなども叩き出せるという点で理想的。
74ポイントを獲得した、UEFAチャンピオンズリーグのアヤックス戦のスコアはこんな感じです。
1失点ごとに4.0ポイント減点されるのは痛いものの、ディフェンダーとして求められるプレーもしっかりできています。
Won Tackle(タックル成功)4回で12ポイント獲得。失点のマイナス分を補うプレーでポイントを稼いでいますね。攻撃回数が多いためにPossession Lostの減点も多いですが、その分、次のように攻撃面の加点もかなり稼いでいます。
アシストを試みたプレー4回で12ポイント獲得など、攻撃面の効果的なプレーでかなり加点があります。
74ポイントくらい稼ぐ選手は、通常、ゴールやアシストによる「決定的スコア」の基礎点で60ポイントを取った上での加点で70点超えに至るというケースが多い。しかし、ゴールもアシストもないなかで、ここまでの数字が出せる選手はなかなかいません。
このクラスの選手で、まだ若いということもあり、相当高い値段で取引がされています。
ちょうど、2022-2023シーズンは2シーズンぶりにリヴァプールとの提携が実現し、新たなカードが発行されました。2022年9月にこの記事を書いている時点で、数枚ずつオークションに出されている状況です。まだ販売価格は安定しないものの、落札されたリミテッドカードのいくつかが600ドル~700ドル(8万円~10万円)ほどで売りに出されていています。
レアランクのカードだと、2022-2023シーズンのカードは約6000ドル(約80万円)で売りに出ています。
あくまで売り手の提示金額で、買い手が購入しなければ成立しません。価格の変動は見守る必要がありますが、このぐらいでも十分購入者がいるのでしょう。
低予算で良いMFカードを探すための基準は?
さて、本題に戻ります。
低予算でできるだけ失敗なく良い選手を獲得するには、まずディフェンダーカードの特徴を知る必要があります。
DFカードの3つの大きな特徴
- Sorareの対象リーグで、失点が少ない上位チームのスタメンDFは価値が高い
- 守備だけでなく、セットプレーなどから得点できるDFは価値が高い
- ファールが少ない選手が価値が高い
獲得優先順位(低コストでの効率を考慮)
- 守備意識と対人プレーが強く、精度の高いプレーができるDF
- セットプレーで得点できるDF
- チャンスがあれば攻撃参加するタイプのDF
攻撃的なディフェンダーが得点やアシストをすることでもポイントは稼げます。しかし、やはり1失点ごとに4ポイント減点となってしまうのが大きい。そのため、ディフェンダーを選ぶ際は、守備力の高さを重視した選手(失点が少ないチーム)を選ぶことが最重要になります。
攻撃参加型のDFサンプルと、Sorareにおける注意点
攻撃参加型のディフェンダーについて、ベルギーのシント・トロイデンに所属する橋岡大樹選手を例に見てみます。
ZWA(ワレヘム)との試合のスコアは46ポイントでした。
私は、橋岡選手が攻撃参加型のディフェンダーだというプレースタイルは知っています。この試合の様子は視聴できていないため、スコアから想像するしかありませんが、無失点に抑えた試合のディフェンダーのスコアとしては、やや低めです。
クリーンシートの10ポイントもしっかり入り、先発出場で決定的なミスによる減点もないため、Desicive Score(決定的スコア)も35.0ポイントが入っています。
守備的なところでの減点も特にありません。
ところが、それ以外のところで大きなマイナスがついていました。
デュエルロストとポゼッションロストの回数が非常に多く、加点を帳消しにする-36ポイントになっています。
ということで、攻撃的なDF選手は、アシストやゴールを決めて結果を残さないと、ボールロストによってスコアが悪くなる傾向があります。
それと同時に、ポジションがサイドバックの選手で、Sorare内のカードがディフェンダーとなっている選手の場合(今回の橋岡大樹選手がちょうど良い例)、注意すべき問題点があります。
サイドバック系の選手は、試合によっては、1つ前の位置でプレーすることがありますよね。ミッドフィルダーの位置でプレーしますが、Sorareのカードがディフェンダーである限りは、ディフェンダーとしての基準でスコアが計算されます。
ちなみに、この試合の先発のフォーメーションを見たところ、中盤5枚の一番右のポジションで表記されていました。
サイドバックの位置でももともと攻撃的なディフェンダーの橋岡大樹選手。この日はそもそも中盤で、サイドからの攻撃が一層求められる布陣で臨んだということが分かりました。
Sorareのカードどおりのポジションで起用されなくても、ディフェンダーカードは、積極的なゴールへの意識がマイナスになることがあるということも考慮しましょう。
攻撃的なディフェンダーの場合、マイナスがかさむ可能性も高めです。一方で、ゴールやアシストという結果を出した時には、60ポイントが保障されます。安定したスコア獲得は望み薄でも、うまくはまると特大のスコアを獲得してくれることもあります。
こちらは決定的スコアの判断基準となる項目です。
Positive Impactの方で1つでも結果を出せば、基礎点が60ポイント保証されます。
後述する、レアカードのAll Starコンペで賞金を狙いにいく選手選考であれば、橋岡大樹選手のようなタイプのディフェンダーを選ぶのもあり。
守備安定型のDFサンプル
毎試合安定したスコアを取ってくれる可能性が高いのは、守備力の高いセンターバックです。
そのなかでお勧めの選手を一人挙げるなら、J1の北海道コンサドーレ札幌のCB岡村大八選手。
優勝争いをするような強豪チームではないながらも、安定したスコアをたたき出しています。
0-0で無失点だったこともスコアを押し上げた理由ではあるものの、この試合では首位の横浜F・マリノス相手にファールが少ない。
守備面での減点はなし。
デュエルとポゼッションにて少しだけ減点の方が多くなっているものの、全体的な数値を見れば、安定したプレーぶりであることがわかります。
これだけ安定している選手が、5ドルかからず獲得できます。
この安さの理由は、Sorareがあくまで外国人を中心に盛り上がっているゲームであるということが要因としてあります。アジアのリーグの選手はパフォーマンスがよくても安くなる傾向があり、さらに北海道コンサドーレ札幌自体がJ1のなかで今シーズン中位から下位で戦っているチームであることも理由の1つでしょう。
Jリーグの選手カードは、海外の方々にはまだ判断が難しいのかもしれませんね。
ということで、初心者の方が狙うべきは、このようなタイプのディフェンダーをJリーグやKリーグなどで探すことです。
Sorareでは、リーグの知名度や強弱で、選手が獲得するスコアの優劣を設けていません。ですから、リーグの選手が国内で活躍するだけで、コンペティションで十分に上位入りを目指せます。
ちなみに、Sorareのカード購入画面でベストバリュー(Best Value)の項目でスコア平均が高いお勧めの選手が表示されます。そこから、上記のような条件が揃ったディフェンダーを安価で探すのもありですが、理由があって販売価格が急落した選手が含まれていることもあるため要注意です。
ディフェンダーの選手の価格が下がる要因には以下のようなものがあります。
DFの価値が下がる要因(スコアは良さそうなのに急に安い価格でベストバリューに登場する意味)
- 怪我で長期離脱の可能性
- 下位チームで失点が多い
- シーズン終盤で所属チームの降格の可能性が高い
- 移籍が濃厚で移籍先がsorare対象外
ディフェンダーに限らずですが、平均獲得スコアは良くても、選手の詳細ページを見たら直近の試合がDNP(Did Not Play)という表記で、出場していない選手もいます。それは「怪我で長期離脱となったばかり」という可能性もあるため、購入する前に選手の情報を調べてみるという癖をつけましょう。
【実体験・余談】All Starコンペで賞金獲得を視野に入れたDF選び
これ以降は、リミテッドよりもひとつ上のランク、レア(Rare)のカードを使ったコンペで賞金獲得に役立つ情報をお届けします。
レアのカードを持っていれば参加できるAll Star(オールスター)というコンペティションでは、ほかのプレイヤーとの競争ではない賞金獲得のチャンスがあります。具体的には、自チームが合計で205ポイント以上取れば25ドル、250ポイント以上取れば50ドルの賞金がもらえます。
このコンペティションで賞金を狙うにあたり、できるだけ予算を抑えて効果的にスコアが狙えるディフェンダー獲得のコツをご覧ください。(ただし、本ページを執筆する前に、手探りで挑戦した際の記録となりますので、失敗談も多めですw)
*選手カードの価格はドル表示にしています。実際の取引は、仮想通貨のイーサリアム(ETH)で行われているため、法定通貨での価格は、ETHのレートにより変動します。
オールスター(レア)の賞金を視野に入れたDF獲得例
1人目は、湘南ベルマーレの岡本 拓也選手(2021シーズンのもの)
2人目は、コルトレイク(ベルギー)の渡辺剛選手。
【1人目】岡本拓也選手を獲得した経緯
ディフェンダーは、ミッドフィルダーに次いで販売カード数が多いポジションです。
そのため、スタメン出場の選手でも比較的安く購入できます。
そのなかで、まず1名は好きな選手を取りたいという気持ちから、湘南ベルマーレの岡本拓也選手のカードを購入。個人的に思い入れのある選手であり、現時点で活躍していようがいまいが状況をチェックしていました。
レアカードで、確認時点で平均51ポイント獲得していながら、価格は20ドルまで届かないお得さ。25ドルの報酬が出ればおつりが出るくらいです。
最安値は15.02ドルでしたが、よりレベルが高く+3%がついている2021シーズンのカードを17.49ドルで購入しました。
8月7日までは連続で不出場。しかし、ここ2試合は出場してスコアも安定しています(これで5試合平均51と表示されるのは紛らわしいですねw)
購入後は、
9月7日の横浜F・マリノス戦では不出場だったものの、しっかり出場してスコアも安定しています。
このような活躍もあり、2022年9月25日時点でのカード価格は、9月上旬の購入時よりも高めで取引されるようになっています。
値段が上がると嬉しい。今後のコンペも、彼を主力に使っていきます。
【2人目】渡辺剛選手を獲得した経緯
ゴールキーパー以外は、できる限り平日も含めて試合のある選手を参加させたいと考えました。そこで、最低2名は揃えようと、もう1人のディフェンダーを探しました。
本ページを書いている2022年9月時点で、Jリーグもシーズン終盤に入っています。
シーズンオフでも使えそうな、ヨーロッパでプレーする選手もターゲットに探そうということで、Jリーグ以外も含めて日本人選手で絞ってベストバリューで眺めていました。
その際にベルギーでプレーする渡辺剛選手が目に留まり、購入することにしました。
ベストバリューの日本人選手で、ヨーロッパ所属で目立つところに出てきたのが、渡辺剛選手。
ベルギーリーグのコルトレイクというチームに所属していて、ディフェンスとして不動のポジションを築いています。
右隣に表示されている、2020年のFC東京所属時代のカードも+6.5%のボーナスがついていて気になりました。
しかし、金額が50ドル違うのは大きかったことや、ヨーロッパサッカーのシーズンはまだ始まったばかり。先が長いため、新シーズンカードで良いなということで、105.64ドルのものを購入しました(低価格にこだわらなければ、+6.5%のボーナス付与カードの方が、長い目で見ればお得です)
【3人目】コ・ミョンソク選手を獲得した経緯
2022年9月11日に以下の選手を追加購入しました。
Go Myeong-Seok(コ・ミョンソク)選手。
「お買い得そうなディフェンダーがいたら増やしていこう」と考えている最中で見つけた選手です。
平日開催のコンペに参加する際、手持ちのディフェンダー2選手の試合が対象になっていないことに気づきました。MFの齋藤 学選手が所属する水原三星ブルーウィングスの試合が対象だったため、同じチームのコ・ミョンソク選手を獲得して参加しました。
【4人目】ハビエル・ピノラ選手を獲得した経緯
9月18日に以下の選手を追加購入しました。
Javier Pinola(ハビエル・ピノラ)選手。
2022年のGW306のタイミングで購入した選手です。
年齢は30代後半まで来ているものの、アルゼンチンの名門リーベル・プレートでレジェンド的な存在。未だにスタメンの、メインで戦う選手です。
以前、ディフェンダーの追加購入を検討している際、20ドルほどで出ていて購入を迷いました。継続チェックしていて、やや不安ながらも、思った以上に安定した試合出場があり、かつ価格が10ドルまで下がっていたため、購入。
購入後、9月25日時点で最低価格が15.92ドルまで上がっているため、今のところ良い買い物だったと思っています。
【5人目】橋岡大樹選手を獲得した経緯
ベルギーのシントトロイデンで不動のスタメンとして2022-2023シーズンプレーする橋岡大樹選手
個人的に、リアルに思い入れが強い選手でもありますが、sorareのカードの仕組みとしては、このページでも紹介しているようにディフェンダーとしてカード発行されている選手が実際にチームでは中盤で起用されているケースでは、積極的な仕掛けからのミスのマイナスが大きくなるため、ポイントが稼ぎにくいという状況に合致しているため、レアカードの購入は躊躇していたのですが、アジアのシーズンが終了する中で、ヨーロッパの選手の枚数を少し増やしたいという中で、選びました!
自分で持つことで、実際の試合のスコアの状況もよりしっかりチェックするようになりますし、最近はあまりないですが、アシストとかゴールもできるタイプの選手なので、その要素にも今後期待しつつです!
【6,7人目】ソフィアン・チャクラ、ラミ・カイブ選手を獲得した経緯
2022年11月開催のワールドカップにsorareに登場した特別版のコンペティションとなるGlobal Cupの期間のInternational Specialのレア版が参加するだけ次のスクリーンショットのように、Tier 3 National Seriesのカードがもらえると言うことで、参加するために獲得した2名です。
W杯の本大会の代表メンバーに選ばれなくても代表歴がある選手(どの範囲までかは不明)がこのコンペに選択できると言うことで、参加できる選手で安い順に調べ、その中で、sorareの対象リーグのチームに所属している選手2名を獲得しました。
2選手ともヨーロッパのリーグに所属しているので、ワールドカップ終了後も使える機会が出てくることも考慮してとなります。
ただ、参加できるだけで、実際にワールドカップの代表に選ばれなかった選手はカウントされない可能性もあり、リミテッドとレアのこのコンペ2つに参加しているものの、Tier 3 National Seriesのカードは、1枚しかもらえません(リミテッドの方は日本代表のメンバーもいるので、実際に出場している選手もおり、そこだけもらえている模様)
Sorareのディフェンダーカードの選び方まとめ
いかがでしょうか?Sorareにおける、ディフェンダーカードの選び方についてイメージはできましたか?
DFの加点・減点項目、特徴や傾向を知っているか知らないかで、どのようなカードが最適なのか、選び方が変わってくることがお分かりいただけたと思います。
攻撃的なSBを購入するか、守備意識の高いCBを選ぶかは好みによって分かれます。しかし、SBは「どの位置で起用されるか」も考慮すべきでしょう。
このページのヒントを参考に、良いディフェンダーを探してみてください。
以上、選手選びのお手伝いになれば嬉しいです!
ポジション別ヒント
- Sorareのカードの選び方(FW編)
- Sorareのカードの選び方(MF編)
- Sorareのカードの選び方(DF編)
- Sorareのカードの選び方(GK編)