どうも、浦和サポブクメです☆
この日の3試合目は、ジュニアユースの関東U15リーグです。この日の天気予報では、雨から曇りに変わっていくはずだったのですが、雨は全く降らず、それだけなら比較的涼しげで良いのですが、この試合くらいから、晴れ間が出る時間が結構多く、予想外に暑くなってしまいました。
さて、今日の浦和の対戦相手は鹿島アントラーズジュニアユース。前回のアウェイでの対戦の時に、力強くガツガツくる感じのイメージを持ち、正直、現状の浦和レッズジュニアユースとしては、最もやりにくいタイプの相手だとは思うものの、そういう相手だからこそ、一つ自信を付けて、殻を抜け出すには良い相手とも考えられるかなという印象で試合を見させてもらいました。
この試合のスタメンは以下、
GK18番大川圭為、DFが左サイドバックに15番石井康輝、、右サイドバックに23番河内渉真、センターバックに22番高橋海翔、2番信沢啓人、MFがボランチに6番中塩大貴、トップ下に7番高橋聡史と9番和久井大輔、FWが左に16番新納大雅、右に24番川上エドオジョン智慧、真ん中に13番東伸幸
となります。
予想通り前半から力強く攻めてくる相手に対して、なんとか対抗していたものの、4分に失点、10分にPKを取られて失点して、早い時間で2点のビハインドを追ってしまいます。
やや慌てて、長いボールを多用しかけたところで、ベンチから「大丈夫だからつなぐように」という声が聞こえ、つなぐ意識がうまく浸透していき、これで落ち着いてプレーができようになってくると、次第に浦和がボールをキープできる時間も増えていきます。
今日見ていて、大きなポイントと感じられた点は2点。
まず、7番高橋聡史のところで上手くボールが収まり(周りも当てる意識を持つことができていたことも大きいと思われる)、実際にパスを多く受けていた7番高橋聡史もうまくボールを散らしたり、ためてサイドの選手にタイミングよくパスを通すなど、中盤で試合を作るプレーができるようになっていたことと、24番川上エドオジョン智慧が何度もオフサイドにかかりながらも運動量豊富に、果敢に前線で動き回り攻撃を活性化させることができていた点。
また、2年生が3人入っていたことに関しても、一つポイントになっていたのかもしれません。それは、22番高橋海翔、23番河内渉真、24番川上エドオジョン智慧の3人が同学年でお互いの動きが理解できているため、攻撃に彼らが絡んだ時の動き出しがスムーズになっていたように感じられた部分。
そこに全体で繋ぐ意識があったことが加わって、全体的に良くなっていたこともあるのでしょう。
比較的浦和ペースになっていた前半の終盤には、実際にフリーキックのチャンスやコーナーキックのチャンスなど、浦和のチャンスを表すようなセットプレーの機会が増えていました。
15番石井康輝が、フリーキックや、コーナーキックを蹴っていましたが、力強くスピードのあるボールを蹴れるんですよね。これだけで一つの武器になりますし、本当にこれを生かせればセットプレーでかなり高確率の得点源になる予感は凄くします。
実際、前半の終了間際には15番石井康輝からのコーナーキックの鋭いボールが6番中塩大貴に通ってシュートまでつながった場面もありました。
前半は0-2で折り返しです。
後半は集中して守る中で、やや浦和がカードをもらうケースが多くなる中で、30分くらいに2番信沢啓人が2枚目のカードで退場、その後9番和久井大輔に代わり14番松尾佑介が入ります。一人少ない状況で、相手に攻められる場面が再び増えてきたところで、体を張ってなんとか守備の部分をカバーしようと奮闘していた6番中塩大貴も2枚目のイエローカードをもらってしまい退場。更に、22番高橋海翔が足を痛めてピッチ外に出るという苦しい状況になり、フィールドプレーヤーが7人と言う状況で38分に決定的なピンチの場面がありましたが、気迫のプレーで本当にギリギリのところで失点を免れました。
なんというか、結果的には0-2で敗戦と言う結果に終わったのですが、今日の試合では、この3失点目を奪わせない気迫を最後に見せたところも一つ今後につながるポイントになるのではないかと感じました。
ちなみに、ワントップに入っていた13番東伸幸が前線でのプレーに対して、「そこのポジションで奪われても大丈夫だから、もっとガツガツ行け」というようなニュアンスの指示が聞こえましたが、この時にふと、ユースの西袋裕太のことが浮かびました。
彼は、逆にフォワードの選手から、バックの選手になっていった選手で、今は守備の部分での安定したプレーを身に付けてはいますが、やはり、パワープレーをする時などに昨年はよく終盤フォワードの位置まで上がってプレーすることが多くなっていましたが、バックでのプレーでの経験が逆にフォワードとしての動きの感覚と違うことで、判断が少し鈍るようなニュアンスのことを聞いたことがあるような気がします。
だから、ワントップというポジションの経験が浅い13番東伸幸としては、言われていることは分かるし、やろうとしているものの、これまでのポジションで身に付いたものが逆にワントップに求められるガツガツした感じの当たりをすることをどこか抑えてしまう部分はあると思います。
ただ、少なくとも今年のジュニアユースではワントップとして起用され続けるでしょうし、できると信じてそこで起用されているのですから、なんとか一つ乗り越えてモノにしてください。
ということで、タイトルに書いたように、チームとして一つの山を乗り越えられそうな要素が多くこの試合で見ることができましたので、ここからは再び、見守りモードのブクメとして、良いところピックアップを重視して、このジュニアユースのここからの戦いを見させてもらいたいと思います。
ではでは!
おまけの写真。